フィリピンで最も愛される魚。ティラピア。どのくらい人気なの?

フィリピン人が大好きなティラピアという名前の大衆魚。
どのくらい人気かというと、私たち日本人にとって、ドラえもんが好き!ってくらい、みんなから愛されている魚!
このティラピアは、フィリピン全土で愛されていて、どこにいても食べられています!
マニラはもちろん、なんと海から何百キロも離れた山の奥のむらでも、ティラピアは売っている!
市場という市場に行けば必ずと言っていいほど見かけるティラピア!
そんな、フィリピン人にとって馴染みが深〜い、無くてはならないティラピアとはなんのか!
実は、日本人にもなじみの深い魚なんです。
原産地はどこ?フィリピンの固有種の魚なの?
ティラピアの原産地は、アフリカ!そう、フィリピンではないんです!こんなにフィリピン人誰からも、愛されているのに。
ティラピアの種類は?

- ナイルティラピア
- モザンビークティラピア(カワスズメ)
- ジルティラピア
三種類がいて、主に湖沼や河川下流域に住む淡水魚。
ティラピアの食べ物は?
ティラピアは、めちゃくちゃ雑食!泥の中の藻類だろうが、生き物だろうが、食べれる物ならなんでも食べる!
むしろ、たべれない物まで、クチに入ってきたら食べちゃうくらい、雑食!
内臓の臭いがきつく、お腹を割いて取り出すときには、要注意。
少しでも内臓に傷が付くと身にまで臭いが移ります。
ティラピの生活環境は?
環境への適応能力もとてつもなく、なんと、下は10度の冷たい水から、上は40度までのお風呂のお湯なみの温度まで、高温水にも負けず(生存可能水温10度~40度)生活できます!
さらに、海の中だって大丈夫!海水の二倍という濃さの塩水でも生きているという。
ティラピアの生命力、繁殖力は?
ティラピアはとても生命力の強い魚。冷水だろうが、温水だろうが、おまけに、空気が少しくらいなくてもへっちゃら!酸欠にも強い。
繁殖能力もたかく、どこでも生きていけるティラピアは、世界中で食用魚として養殖されています!
また、繁殖方法も特殊で、ティラピアは、尿でメスを誘うそうだ。
オスのティラピアの尿に含まれるフェロモンが交尾相手を惹きつけることが発見されたとのこと。
ティラピアって日本にもいる?
日本には、世界二次大戦後の、戦後の食料不足を解消するため、貴重なタンパク源として、輸入されたのが始まりと言われています。
今でもじつは、日本各地で養殖れていて、北は、北海道、川湯温泉で豊富な源泉を利用して常時3万ひきものティラピアが養殖しています。
また、川湯温泉では、この養殖したティラピアをなんと、お造りとして宿泊者に提供しているのだそうです!
ティラピアが食べられるお宿
また、沖縄県の河川では、自然繁殖したティラピアを普通に見る事が出来ます。温かい水温がティラピアを繁殖し、また誰も駆除しようとしないため、増える一方とのこと。
ティラピアって美味しいの?味はどんな感じ?
なんと、フィリピンの国民食ティラピアは、日本では、回転鮨で食べられます!
白身の透き通った身、あっさりした味わいが、タイに似ていることから、
【イズミダイ】、【チカダイ】と呼ばれ、真鯛の代用品として寿司ネタとしてくるくる回っているのです!
知らない間に口にしていたかもしれませんね。
ティラピアの価格。フィリピンでは大衆魚。日本では高級魚?
ティラピアは、フィリピンでは、1キロだいたい120PESO。日本円で300円くらい。
日本では、キロ1000円位で購入可能。しかし、スーパーに出回る事がほとんどないので、知られていないのが現状。
1匹300グラム〜400グラム程度で、フィリピンでは100円程度で1匹購入可能。
ティラピアの調理方法とその味。
フィリピン人は、たっぷりの油で皮が茶色くなるまでじっくり揚げ焼きをして、しょうゆ、カラマンシー(日本ではシークワーサー)、生の鷹の爪、細かく切った生のトマト、紫玉ねぎに付け、手で身をほぐして、ご飯と一緒に食べる。
体が黒く、大きいものが美味しく、死んでいないものを選ぶのがポイントだそう。
実際の味ですが、脂が乗っていて、身がフワフワしていて、意外と美味しい。しかし、日本の新鮮な魚を食べている日本人としては、どうも臭い。泥臭いのである。
だから、臭さを消すためにたっぷりソースに付けて食べる。
南国でほとんどの魚があっさり味で脂が乗っていないので、脂の乗っているティラピアはフィリピンでは、貴重な魚。
どうしてフィリピン人はティラピアが好きなの?
こんなに誰からも愛されるティラピア。なぜ、フィリピン人はティラピアが好きなのでしょう?
メイドさん、ドライバーさん、ショップの販売員さん、お店の売り子さん、会社のスタッフさん、
なぜそんなに、ティラピアが好きなの?
という素朴な質問をきいてみました。その回答は、
- 美味しい(脂が乗っている)
- 安い(海の魚より安い!)
- 手軽(どこでも売っている)
フィリピン人は、吉野家の牛丼のように、安い早いうまい!が好きって事がわかりました!
やっぱり、フィリピン人もOTOKUが好きなんですね!
そういえば、吉牛フィリピンでも流行ってますw
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